交通誘導の安全対策マニュアル|心得や必要な準備、注意点な…
「施設を安全に運営したい」「イベント開催を成功させたい」といった理由で、ガードマンの依頼を検討している方も多いのではないでしょうか。
ガードマンの手配をするには、依頼できる警備業務の内容や料金相場を事前に把握しておくことが大切です。
今回は、ガードマンに依頼できる警備業務や料金相場、警備会社選びの注意点などを解説します。施設運営やイベント成功のために警備を強化したい方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
そもそもガードマンとは、人や車両で混雑する場所・施設などで警備にあたる警備員のことです。
警備には施設警備・交通誘導・雑踏警備といった種類がありますが、例えば、交通誘導を行なうガードマンの場合、商業施設の駐車場や工事現場などで安全が保たれるように交通整理を行ないます。また、施設警備を行なうガードマンの場合は、施設内の安全を確保するために、不審者や不審物が侵入しないように警備することが仕事です。
警備員の職種や業務の種類について詳しく知りたい方は、ぜひ以下の記事をご覧ください。
警備員の職種は?警備会社が担う業務の種類から企業担当者向け情報まで解説
次に、ガードマンに依頼できる警備業務について、施設警備やイベント警備を中心に紹介します。
施設警備で依頼できる代表的な警備業務は、次の3つです。
出入管理・受付業務とは、施設の通用口などで社員証や身分証、来客アポイントメントの確認を行ない、不審者・不審物の入館を防ぐ業務です。さらに、施設の物品を不正に持ち出せないように、手荷物のチェックも行ないます。
また、オフィスビルなどのように来訪者と接する機会がある施設では、接遇マナーを備えたガードマンを配置することも重要だといえます。
立哨とは、施設の出入口にガードマンが立ち、不審者がいないかを監視して、来場者の安全を守る仕事です。特に、人の出入りが激しい場所などにガードマンを配置すれば、犯罪を抑止する効果が期待できるでしょう。
またガードマンを配置していれば、施設内でトラブルが発生した際に、即座に対応できます。
防災センターや中央管理室での事件・事故の監視も、施設に配置されるガードマンの業務の一つです。監視業務では、防災機器の制御などを行ない、火災をはじめとする事故・事件の発生防止に努めます。
続いて、イベント警備で依頼できる代表的な警備業務を見ていきましょう。
スポーツイベントや花火大会、博覧会、お祭りなど、人が多く集まる場所で事故や混乱を防ぐために行なうのが雑踏整理です。
雑踏整理を行なう際は、事前に主催者と打ち合わせて雑踏警備計画を立てたうえで、警備にあたります。人々が移動するスムーズな動線を確保しつつ、危険個所を排除していくことでトラブルを抑止します。
イベント会場などの駐車場で、来場者の車両を誘導したり、関係者の車両を確認したりするのもガードマンの役割です。特に出入口では、歩行者の安全確保を第一に、事故を防ぐための車両誘導を行ないます。
また、限られた駐車スペースをガードマンが効率的に案内することで、会場周辺の渋滞の防止・緩和に役立つ側面もあります。
ガードマンに警備を依頼する際の料金相場は、以下のとおりです。
警備料金のおもな内訳は、人件費・法定福利費・必要諸経費の3つです。法定福利費とは、事業者が負担しなければならない保険料のことで、社会保険料や労働保険料が含まれます。
なお、機械警備とはセンサーなどの機器を設置して、異常を検知した際にガードマンが駆けつける警備形態のことです。夜間や休日の施設警備を強化する際などに活用できます。
※貴重品・危険物運搬警備はSPD株式会社では取り扱っておりません。また、交通誘導警備については、一部警備のみ(駐車場誘導やイベントに関わる交通誘導警備並びに雑踏警備業務)を取り扱っております。
ここからは、ガードマンの依頼価格に影響する要素を4つ紹介します。
ガードマンは、資格の有無や勤続年数などで区分が分かれ、依頼価格にも影響する傾向があります。
交通誘導員・施設警備員の区分と、それぞれの特徴は以下のとおりです。
警備員の種類 | 区分 | 特徴 |
交通誘導員 | A | 交通誘導警備業務検定の1級か2級に合格している者 |
B | 交通誘導員A以外の交通誘導に従事する者 | |
施設警備員 | A | 施設警備業務検定1級の合格者、または警備業務に関して高い技術力・判断力などを認められた、6年以上程度の実務経験者 |
B | 施設警備業務検定2級の合格者、または警備業務に関して作業内容を判断できる技術力・技能などを認められた、3年以上6年未満程度の実務経験者 | |
C | 上記AまたはBの施設警備員の指示に従って作業ができる、3年未満程度の実務経験者 |
なお、ガードマンは新任教育と現任教育を受けて警備の知識・技術を備えているため、有資格者である必要はありません。
ガードマンの人数も、依頼価格に影響する要素です。例えば、商業施設の駐車場で交通誘導業務を担うガードマンを配置する際には、施設の規模や状況によって、必要な警備員数が変わります。
事故の防止などを目的としてガードマンを配置するため、費用面のみで人数を決めるのではなく、実際の警備内容を踏まえて人数を決定することが大切です。
ガードマンに警備を依頼する時間帯によっても、価格は変わります。ガードマンの経験・能力にかかわらず、昼間よりも夜間のほうが費用は高めです。
時間帯や平日・休日といった条件の違いを踏まえた価格相場の目安は、以下のとおりです。
依頼価格は、どの地域で警備を依頼するかによっても差が生じます。特に都市部は警備の需要が高いうえに賃金水準も高いため、その他の地域に比べて価格は高くなる傾向にあります。
ガードマンに警備を依頼する前には、警備内容を決めておくことが重要です。具体的には、施設警備を依頼するのか、イベント警備を依頼するのかなど、基本的な依頼内容は事前に決めておきましょう。
また、警備を依頼する日時・場所・人数なども決めておくと、警備会社へ問い合わせた際に見積もりをスムーズに依頼できます。特に大人数での警備を依頼するのであれば、必要な人数の確保に時間を要する可能性もあるため、警備会社へ早めに相談するのがおすすめです。
その他、ガードマンに求めるスキルや経験などの要望があれば、警備会社に問い合わせた際に相談してみるとよいでしょう。信頼の置ける警備会社なら、親身になって相談に乗ってくれるはずです。
ここからは、ガードマンを依頼するにあたり、警備会社を選ぶ際の注意点を解説します。
オフィスビルや商業施設などに配置されるガードマンは、出入管理や立哨業務を通じて、施設の安全を守る重要な役割を果たします。そのため、質の高いガードマンが警備会社に在籍しているかは確認しておきたいところです。
加えて、来訪者に対して適切に対応できるコミュニケーション能力やマナーを備えているかという点も重要です。例えば、オフィスビルの警備にあたるガードマンが気持ちの良い挨拶をしてくれれば、来訪者からの評価が高まることも期待できます。
自社が求める警備のニーズに合わせて、警備会社が柔軟に対応してくれるかという点もチェックしておきましょう。具体的には、短期間の警備に対応しているか、警備開始後に警備員の人数や配置の変更を依頼できるかなどのポイントが挙げられます。
特に、スポーツイベントやお祭りといった限られた日数の催しで警備を依頼したい場合には、短期間の警備に対応してくれる警備会社が重宝します。
警備会社がどの程度の実績を築いているか、という点も確認しておきましょう。豊富な実績を持つ警備会社であれば、初めて依頼する場合も安心です。
実績のある会社に依頼すれば、一定レベル以上のガードマンを配置してもらえる可能性が高まり、万一、トラブル等が発生しても臨機応変に対応してもらえるでしょう。
ガードマンの依頼を検討しているのであれば、警備に関して50年以上の実績があるSPD株式会社へぜひお任せください。
当社では、オフィスビルやマンション、商業施設などでの施設警備のほか、ラグビーワールドカップやサッカーW杯といった各種イベントでの警備実績があります。
対応エリアは、関東地方全域(東京・埼玉・神奈川・千葉・群馬・栃木・茨城)、長野、新潟、大阪府と、幅広い地域での警備対応が可能です。
※千葉南部、茨城北部、近畿圏の一部は要ご相談
※関西は大阪府を中心に車で1時間程度が圏内
施設の常駐警備を行なう際は、ご要望をヒアリングしたうえで実地調査・警備計画を行ない、業務をスタートするという流れです。1名での警備や短時間の警備にも対応可能ですので、ぜひ事業内容の詳細を以下よりご確認のうえ、お気軽にお問い合わせください。
ガードマンは、安心安全な施設運営やイベント開催を目指すためにも、欠かせない存在です。警備会社を選ぶ際は、「質の高いガードマンが在籍しているか」「柔軟に対応してくれるか」といったポイントを押さえておきましょう。
安心して警備を依頼できるガードマンを探しているという方は、ぜひSPD株式会社にお任せください。当社は施設警備やイベント警備に関する多数の実績があるため、お客様のニーズに沿った最適な警備プランのご提案が可能です。
まずは、お問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。
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