交通誘導の安全対策マニュアル|心得や必要な準備、注意点な…
警備員は、オフィスビルやマンション、商業施設など、人の出入りが多い場所で人々の安心安全を守る役割を担っています。
自社ビルやマンションなどに警備員を配置したいと思いつつも、どのような基準で依頼する警備会社を選べば良いのか、迷っている方もいるのではないでしょうか。
今回は、50年以上の警備実績を持つSPD株式会社が実施したアンケート調査の結果をまとめました。警備会社を選んだ基準や警備員に求めていること、警備にかかった金額などの回答をまとめて紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
【調査概要】
調査方法 | インターネットでのアンケート |
対象者 | 警備を依頼したことのある・現在依頼している個人・企業担当者200人 |
調査期間 | 2024年7月 |
目次
「どの警備を依頼したことがあるのか」という質問をした結果、最も回答が多かったのは、商業施設などで巡回や立哨といった警備業務を行なう「施設警備」でした。回答者の割合が62%と過半数を占めており、警備業務のなかでも需要の高さがうかがえます。
一方で、回答者の割合が14%と、回答が最も少ないのは「身辺警備」でした。身辺警備は、いわゆる「ボディガード」のことで、企業の経営者や著名人、一般の方の身辺を守る警備サービスを提供します。
また、イベント会場などで人の整理・誘導を行なう「雑踏警備」や、車両・人などの誘導を担う「交通誘導警備」を依頼したことがあるという割合は30%前後で、一定の需要があることがわかります。
一口に警備業務といっても、種類は大きく4つに分かれます。ここでは、警備業務の各分類における警備の種類や内容を見ていきましょう。
分類 | 警備の種類 | 警備内容 | 警備の場所・対象 |
1号業務 | 施設警備 | 施設内で盗難などの事故発生の警戒・防止をする | オフィスビル、マンション、商業施設、遊園地など |
2号業務 | 雑踏・交通誘導警備 | イベント会場や工事現場での雑踏整理・交通誘導を行ない、事故・トラブルの発生を防止する | イベント会場、お祭り、道路工事、土木工事など |
3号業務 | 運搬警備 | 現金や美術品などの貴重品、あるいは核燃料物質などの危険物を目的地まで安全に運搬する | 現金、貴金属、美術品、核燃料物質等危険物など |
4号業務 | 身辺警備 | 依頼者の生命・財産等を守るために身辺を警戒して安全を守る | 経営者、政治家、芸能人、ストーカーやDVの被害者など |
上表のとおり、警備の分類によって警備内容や警備の場所・対象は異なります。警備会社に依頼する際は、どの警備サービスを提供しているのかを確認したうえで相談しましょう。
※建築・土木等に関連する2号業務、および3号業務・4号業務は、SPD株式会社では取り扱っておりません。
警備会社を選ぶ際に、特に重視されるのは料金や実績という調査結果になりました。
警備会社に依頼する際は、料金が予算に見合っているかということが大切です。しかし、その一方で「警備員の質」を重視する方が40%ほどいることから、なるべく質の高い警備サービスをリーズナブルな価格で受けたいと考える方も多いのではないでしょうか。
また、警備サービスを依頼する目的は、事故やトラブルの防止です。そのため、「警備業界で長く活躍している」「大規模なイベントの警備実績がある」といったことを重視する方が多いのでしょう。
信頼できる警備会社の選び方を知りたい方は、以下の記事もご参照ください。
警備員に求めているものとして最も重視されているのは、回答者割合が59%の「勤務態度」という結果になりました。次いで、「接客スキル」が55%、「ビジネスマナー」が51%です。
今回のアンケート調査では、商業施設などでの警備にあたる施設警備を依頼した方の割合が高かったこともあり、来訪するお客さまへの適切な態度やマナーを重視している方が多いのだとうかがえます。
また、「挨拶」や「清潔感」を重視している割合が高いこともポイントです。警備員には警備業務だけではなく、質の高いコミュニケーション能力や接しやすさなども期待している方が多いといえるでしょう。
上のグラフでは、警備会社に依頼した際に、49%の方が「警備の必要人数を確保できた」ことについて満足したと回答しました。特に、大勢の人が集まるイベント会場などでは、万全の警備体制を敷くために十分な警備員数を確保する必要があります。
次いで、「警備体制を強化できた」という回答が46%、「警備員の質がよかった」という回答が44%となっています。満足のいく警備体制を構築するためにも、自社のニーズをしっかりと汲んでくれる警備会社へ依頼することが大切です。
警備会社の不満点に関するアンケートでは、「サービスに見合った料金ではなかった」という回答が最も多い35%という結果になりました。この調査結果を踏まえると、警備会社を選ぶ際は、警備サービスの実績や警備員の質を十分に確認したうえで依頼することが重要だといえます。
次いで、回答者の割合が高かったのは、「警備に必要な人数の確保ができなかった」の34%です。例えば、大規模なイベントの警備を依頼したい場合は、同規模のイベントの警備実績があるか事前に確認しておくと、必要な人数をそろえてもらえる可能性が高いでしょう。
警備開始日から逆算して、どのくらい前に警備会社へ依頼したかを調査したところ、「3ヵ月前」という回答が33%にのぼっています。次いで、「1ヵ月前」が31%、「半年以上前」が25%という結果になりました。
「1週間前」や「1週間未満」に警備を依頼する割合は、10%を切っています。警備会社側も、警備員の確保やスケジュールの調整をしなければならないため、なるべく早めに相談することをおすすめします。
警備の見積もりを依頼し、提出された見積もり額が「想定通りだった」という方の割合は69%でした。この結果から、警備会社を利用した多くの人が、見積もり額を妥当だと感じていることがわかります。
一方、「想定よりも高かった」という割合は28%です。気になる場合は、なぜ見積もり額が高めなのかを警備会社に質問してみましょう。
警備会社の料金相場を知りたい方は、ぜひ以下の記事をチェックしてみてください。
警備会社の料金相場は?料金の変動要因や警備会社の選び方も解説
1ヵ月あたりの警備の金額について調査したところ、最も回答が多かったのは「10万円以上~30万円未満」で、その割合は35%です。次いで、「30万円以上~50万円未満」が22%、「5万円以上~10万円未満」が20%となっています。
警備の規模や人数が大きくなるほど、警備にかかる金額も増える傾向です。まずは見積もりを依頼して、おおよその金額を把握することから始めるとよいでしょう。
警備業に関する資格を保有する警備員を導入したことがあるか、というアンケートでは、「はい」と回答した割合が60%を超えています。
以下では、「はい」と選択した方に、警備員が持っていた資格の種類に関するアンケートも実施しました。
上のグラフのとおり、導入した警備員が持っていた資格のうち、最も多いのは「交通誘導警備業務検定」の27%、次いで「施設警備業務検定」の26%となっています。
警備員はいずれも法定教育を終えているため、有資格者でなくとも基本的な警備業務は問題なく遂行してもらえるでしょう。とはいえ、該当する警備業務に関する資格を持っている警備員は、より高度な知識・能力を持っているというメリットがあります。
また、警備業務によっては有資格者の配置が義務付けられているので、どのような有資格者がいるか気になる場合は警備会社に相談してみましょう。
警備会社を探す際に利用している媒体・方法についてアンケートをとったところ、「Web検索」が28%と、最も多い結果になりました。次いで、「紹介」が23%、「新聞広告・チラシ」が21%となっています。
先述のとおり、警備業務の種類は複数あり、警備会社によって依頼できる警備サービスには違いがあります。Web検索では、キーワードによる検索や実績のチェックが簡単にできるため、警備会社を探す際に最も利用されているのでしょう。
警備会社のホームページでチェックする内容については、「警備サービスページ」が最も割合が高い52%という結果でした。自社が依頼したい警備サービスを提供しているか事前に確認しておくことで、打ち合わせや見積もり依頼をスムーズに行なえるでしょう。
その他、チェックする内容として「参考料金」と回答した方の割合は49%、「会社概要」と回答した方の割合は41%です。
警備会社に施設警備や雑踏・交通誘導警備の依頼を検討しているという方は、ぜひSPD株式会社へご相談ください。当社は、さまざまな施設での常駐警備で50年以上の実績があるほか、サッカーW杯や国体、ラグビーワールドカップといった大規模イベントにおける雑踏・交通誘導警備の実績もあります。
例えば、常駐警備では立哨業務や出入管理などの警備業務を行なえるうえに、接遇マナーに関する教育を受けた質の高い警備員の配置が可能です。適切なマナーやコミュニケーション能力を備えた、プロフェッショナルの警備員によるサービスを提供できます。
お客さまが求める警備ニーズに合わせた最適な警備プランのご提案が可能ですので、まずはお気軽にご相談ください。
警備会社に依頼したことのある方のうち、最も依頼が多い警備サービスは「施設警備」で、警備員に求めるのは「勤務態度」「接客スキル」というアンケート結果になりました。また、警備会社を利用する方の約30%が、3ヵ月前に警備を依頼しています。
警備会社によって、依頼できる警備サービスの内容や確保できる人員は異なるため、自社の要望を実現できるかを事前にチェックしておくことが大切です。施設における常駐警備や、イベントでの雑踏・交通誘導警備を依頼したいという方は、ぜひSPD株式会社にご相談ください。 お客さまのご要望をしっかりとヒアリングしたうえで、最適な警備プランを提案いたします
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