警備員の現任教育とは?教育時間・内容や知っておきたいポイ…
警備員として働くうえで、資格は必要ありません。しかし、警備業務検定に合格すると行なえる警備業務の幅が広がってステップアップしたり、就職に有利に働いたりします。
この記事では、まず警備業務検定の概要について解説するので、押さえておきましょう。
また、検定に合格して合格証明書を取得したあとに、住所変更が必要になった合格証明書を紛失してしまった、ということもあるかもしれません。そういったケースを想定し、合格証明書の住所変更方法や紛失した際の対処法も紹介するので、参考にしてください。
目次
警備業務検定とは、特定の警備業務を行なううえで、必要な知識技能を身につけていることを証明するための検定試験です。この検定試験の実施は、警備業法にて定められています。
該当する業務種別は次の6つで、検定試験ではそれぞれに1級と2級があります。
冒頭で述べたように、ただ警備員として働くのであれば、資格は必要ありません。しかし、上記6つの警備業務を行なう際には、検定に合格した警備員を一定数配置することが「警備員等の検定等に関する規則」という法令よって定められています。
したがって、検定試験に合格して合格証明書を取得すれば、携われる業務を増やせるでしょう。ほかにも、検定試験の合格よって得られるメリットがあるので、のちほど解説します。
なお、警備業務検定の合格証明書を取得するには、公安委員会が行なう検定試験を直接受けて合格するか、特別講習を受講し修了考査に合格しなければなりません。
警備業務検定試験に合格したら、合格証明書の交付申請が必要です。ここでは、合格証明書の交付書換え再交付の各種手続きをそれぞれ解説します。
合格証明書の交付申請は、申請者の住所地を管轄する警察署または所属する警備会社の営業所が存在する地域を管轄する警察署の生活安全課防犯係へ行ないます。
申請には、おもに下記のような書類が必要です。
なお、上記はあくまで、一般的に求められる書類の紹介です。都道府県によって申請に必要な書類は異なる可能性があるため、事前に各都道府県の警察署ホームページなどでご確認ください
また、合格証明書の交付申請の詳しい手続き方法は、以下の記事で詳しく解説しています。
合格証明書の住所や名前を変更したい場合には、書換え申請が必要です。これらの申請は、合格証明書を交付した公安委員会または警察署の生活安全課防犯係へ行ないます。
申請の際には、下記のような書類が必要です。
合格証明書書換え申請書は、警視庁または各都道府県警察本部のホームページなどからダウンロードできます。また、住民票はコピー不可のため注意してください。
合格証明書を紛失した場合には、再交付の申請が必要です。申請は、合格証明書を交付した公安委員会または警察署の生活安全課防犯係へ行ないましょう。
そして、申請時には下記のような書類が必要です。
合格証明書再交付申請書は、警視庁または各都道府県警察本部のホームページなどからダウンロードできます。
都道府県ごとの警備業等に関する書類ダウンロード先一覧
北海道 | 北海道警察 |
青森県 | 青森県警察 |
岩手県 | 岩手県警察 |
宮城県 | 宮城県警察 |
秋田県 | 秋田県警察 |
山形県 | やまがたe申請 山形県電子申請サービス |
福島県 | 福島県警察 |
茨城県 | 茨城県警察 |
栃木県 | 栃木県 電子申請システム |
群馬県 | 群馬県警察 |
埼玉県 | 埼玉県警察 |
千葉県 | 千葉県警察 |
東京都 | 警視庁 |
神奈川県 | 神奈川県警察 |
新潟県 | 新潟県警察 |
富山県 | 富山県電子申請サービス |
石川県 | 石川県警察 |
福井県 | 福井県警察 |
山梨県 | 山梨県警察 |
長野県 | 長野県警察 |
岐阜県 | 岐阜県警察 |
静岡県 | 静岡県警察 |
愛知県 | 愛知県警察 |
三重県 | 三重県警察 |
滋賀県 | 滋賀県警察 |
京都府 | 京都府警察 |
大阪府 | 大阪府警察 |
兵庫県 | 兵庫県警察 |
奈良県 | 奈良県警察 |
和歌山県 | 和歌山県警察 |
鳥取県 | 鳥取県警察 |
島根県 | 島根県警察 |
岡山県 | 岡山県警察 |
広島県 | 広島県警察 |
山口県 | 山口県警察 |
徳島県 | 徳島県警察 |
香川県 | 香川県警察 |
愛媛県 | 愛媛県警察 |
高知県 | 高知県警察 |
福岡県 | 福岡県警察 |
佐賀県 | 佐賀県警察 |
長崎県 | 長崎県警察 |
熊本県 | 熊本県警察 |
大分県 | 大分県警察 |
宮崎県 | 宮崎県 |
鹿児島県 | 鹿児島県警察 |
沖縄県 | 沖縄県警察 |
警備業務検定試験に合格すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。警備員として働く方と企業側、それぞれのメリットを解説します。
警備員は未経験無資格でも就ける仕事です。
しかし、検定試験に合格して資格を取得すれば、資格を持たない人との差別化を図れ、次のようなメリットが得られるでしょう。
先述したとおり、特定の警備業務では、検定に合格した警備員を一定以上配置しなければならないと法令で定められています。資格を取得していれば、それだけ行なえる業務が増え、社内でも重宝されるでしょう。
警備会社によっては、就職後に資格取得をできるよう、教育環境を整えています。つまり、それほど資格を保有する警備員は求められているということです。
警備業務検定に合格して資格を持っていれば、就職や転職に有利に働くことはたしかでしょう。また、資格の取得により、管理職などへのキャリアアップも目指せます。
警備会社によっては、資格保有者に対して資格手当を支給しています。同じ時間勤務したとしても、資格保有者のほうが収入を得られる可能性があります。
企業側のメリットとしては、次の2点が挙げられます。
企業側も資格取得者を雇うことで、行なえる警備業務の幅が広がります。資格取得者が所属していなければ、警備の依頼が来ても断ることになり、大きな機会損失となるでしょう。
企業が業務を依頼する警備会社を選定する際、資格取得者の有無を確認することは少なくありません。資格取得者が多く所属していれば、企業から選ばれやすくなります。
警備員の仕事は未経験無資格でも就けますが、警備業務検定に合格していると仕事の幅が広がり、収入アップが期待できます。
検定合格後には、合格証明書の交付申請が必要です。また、合格証明書に記載されている住所や氏名に変更があった場合、合格証明書を紛失してしまった場合には、速やかに交付を受けた警察署へ申請しなければなりません。これらの交付申請を行なう際には、記事の内容を参考に準備を進めましょう。
SPD株式会社には、未経験からでも資格取得を目指せる教育体制が整っています。新卒採用だけでなく、中途採用も積極的に行なっているので、警備員として働きたい方はぜひご連絡ください。
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またSPD株式会社には、資格を保有した警備員が数多く在籍しています。必要に応じて資格保有者の配置も可能です。警備を依頼したい企業担当の方も、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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